HAX Tokyo

HAX TokyoはSOSV、SCSK、住友商事の共同運営による、ハードウェアに特化し…

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HAX TokyoはSOSV、SCSK、住友商事の共同運営による、ハードウェアに特化したアクセラレータープログラムです。 シードステージのスタートアップの成長を加速する3ヶ月間のプログラムを提供しています。 https://www.hax.tokyo/

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大企業がアクセラレーターと共創スペースを持つ意味――住友商事 志津由彦インタビュー

HAX Tokyoのメンバーに新たに志津由彦(しづよしひこ)が加わりました。志津は住友商事 デジタル戦略推進部でHAX Tokyo責任者、住友商事が運営する会員制オープンイノベーションラボ「MIRAI LAB PALETTE」ラボ長、新事業投資第二ユニットでオープンイノベーション・リードを兼任しており、事業開発やスタートアップ連携、シーズ投資を担います。 これまでにCVCとしてベンチャー投資やファンド運営を経て、約10年に渡って海外での事業立ち上げや運営を経験。その幅広いキ

    • ディープテック・スタートアップとして成長するために必要なこと

      日本では政府が2022年に「スタートアップ育成5カ年計画」を掲げるなど、スタートアップ育成を重点政策に位置づけています。ディープテックと呼ばれる研究開発型スタートアップへの投資が海外では伸びつつある状況を受け、国内でもディープテック・スタートアップの起業支援や投資に対する意欲が高まっています。 一方で近年台頭しているSaaSやソフトウェア関連のスタートアップと異なり、ディープテックは研究開発に長い期間と莫大な予算が欠かせません。長い道のりを進む上での課題も多々あるなかで、デ

      • 【展示会に初出展するスタートアップ向け】イベントを成功させる5つのポイント

        2023年からコロナ禍によるイベントの自粛傾向が解消されました。日本のみならず、海外でも大型展示イベントが開催されるようになり、ハードウェア・スタートアップにとっては製品のデモを披露する機会も増えています。しかし、イベント出展には労力とコストがかかります。「行けばなんとかなる」という考えで出展しても、費用対効果のある結果が出ないことには良いマーケティング施策とは言えません。 本記事では、これから初めての出展を計画するスタートアップ向けに、イベントへの出展を成功に導くためのヒ

        • クラファンは予約販売じゃない。ユーザーとガチで語る場だーー成功したプロジェクトから学ぶ3つの勝ち筋

          ユーザーから直接プロダクトの開発資金を集めるクラウドファンディング。その元祖と呼ばれるKickstarterの登場から15年ほど経ちます。その中でもハードウェア関連のプロジェクトは開発中断や配送遅延といったトラブルから、リスクを避けてODM品などの輸入販売のように使われる事例も増えています。 その一方で、国内のクラウドファンディングプラットフォーム「Kibidango(きびだんご)」では、今なおオリジナリティの高いハードウェアが支援を集め続けています。不確定要素の多いハード

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          視察だけで終わらせない。CESを有効活用する「長期視点」と「カジュアルなコミュニケーション」

          2024年1月9日から12日にかけて世界最大のテクノロジーの祭典「CES 2024」が開催されました。CESは世界各国の大企業からスタートアップまでが集まるイベントですが、単なる買い付けの場にはとどまらず、世界的な技術動向が共有され、出展者にとっては自分たちのビジョンを具体化して披露する場にもなっています。 膨大な企業が集まるため、ただ会場を見て回るだけで具体的な事業に繋がるとは限りません。CESを単なる視察やプレゼンテーションの機会で終わらせず、大企業やスタートアップにと

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          【イベントレポート】スタートアップが事業成長を加速させるリーガルの活かし方

          スタートアップは雇用・販売・出資の契約など、事業の成長に合わせてリーガル(法務)と向き合う場面が生じます。サービスやプロダクトが意図せず法律に違反するリスクに備えるためにも、リーガルや弁護士の方との付き合い方を考える必要があります。 「あの時弁護士に相談しておけばよかった」 「あの会社と契約を結ぶにあたって、こんなことを言われて困っている」 「弁護士の方に相談してよいものなのか、すべきことなのかわからず、困っている」……。そんな悩みを抱えるシード・アーリーステージのスタート

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          HAX Tokyoが振り返る2023年

          新型コロナウイルスのパンデミックから共存社会へとシフトし、さまざまな業界のデジタルシフトが加速した2023年。国内外のスタートアップ環境も大きな変化のあった一年でした。 HAX Tokyoメンバーによる今年の総括と、来年に向けた抱負をまとめた座談会の様子をお届けします。 HardwareからHardTechにシフトーー今年一年を振り返りつつ、印象に残ったトピックスがあれば教えてください 岡島:今年もさまざまなスタートアップと会いましたが、大学発ハードウェア・スタートアッ

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          「回路設計の段階から、部品調達を考えよう」スタートアップ向け電子基板製造ガイド

          ハードウェアを制御するのに欠かせない電子基板。ブレッドボードやユニバーサル基板を用いたプロトタイピングを経て、製品で使う電子基板は業者に発注するのが一般的です。しかし、部品不足への対応や保守管理など、発注の前後にも注意すべきポイントが多々あります。 電子基板を本格的に生産する際には、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?プリント基板の設計から実装までカバーするEコマースサイト「P板.com」を運営する、ピーバンドットコムの赤木友治さんと宮坂俊明さんにご協力いただき、

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          【イベントレポート】グローバルで急拡大するクライメートテックの現状と日本の課題

          HAX Tokyoは2023年9月27日に世界のクライメートテック(気象変動テック)の動向についてディスカッションするオフサイトイベントを開催しました。 当日はHAXを運営するSOSVの面々に加え、東京大学FoundXディレクターの馬田隆明氏、ホンダ・イノベーションズ シニア・アソシエイトの羽根田里志氏、そしてHAX Tokyoを共同運営する住友商事 新事業投資第一部 部長代理の山下晋平が登壇。国内外の動向や今後の展望についてディスカッションしました。 本記事では当日のサ

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          Honda IGNITION× HAX Tokyoコラボ事例――高い熱量で走り切るための支援

          2023年6月公開の記事でお伝えしたとおり、HAX TokyoはHonda(本田技研工業株式会社)の「IGNITION Studio」とのコラボレーションを実施しました。 プログラム期間中はHAX Tokyoのディレクター陣がオンラインによる座学研修を担当したほか、希望するHonda社員との個別面談を実施しました。プログラム最終日にはIGNITION Studioに参加した社員によるピッチイベントを開催し、第1期が閉幕しました。 コラボレーションの経緯やプログラムの感想に

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          AIロボットスタートアップCloserに学ぶ、アクセラレーションプログラムの正しい使い方

          アクセラレーションプログラムとは、スタートアップを短期間で事業成長させる取組です。 それぞれ主催する企業・機関の持つ資産やリソースを活用することから、アクセラレーションプログラムの目的や運営母体が、自らの事業の進むべき方向と一致しているか、個々に判断する必要があります。 スタートアップにとって、有益なプログラムの選び方や活用方法とは――。茨城県つくば市を拠点にAIロボットを開発するCloserの代表取締役 樋口翔太氏とHAX Tokyoディレクター市村慶信、岡島康憲によるト

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          【永久保存版】スタートアップのための金型入門|金型引き上げは絶対NG!良いビジネスをするためのルールと関係作り

          ハードウェアスタートアップが製品を世の中に出す際に、避けては通れない量産。金型を用いた量産は、3Dプリンターなどのラピッドプロトタイピングツールと比較して、触れる機会が少なく、設計や見積もりのイメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。 金型がどのようにできるのか、そもそもなぜ高額なのか?そうした疑問に答えるため、ハードウェアスタートアップの支援に積極的に取り組む金型製造メーカー「ミヨシ」に協力いただき、金型製造を発注する際のポイントについて伺いました。 前回の記事

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          【永久保存版】スタートアップのための金型入門|金型による量産の流れを知ろう

          ハードウェアスタートアップが製品を世の中に出す際に、避けては通れない量産。金型を用いた量産は、3Dプリンターなどのラピッドプロトタイピングツールと比較して、触れる機会が少なく、設計や見積もりのイメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。 金型がどのようにできるのか、そもそもなぜ高額なのか?そうした疑問に答えるため、金型製造や射出成形、試作部品製作を行う「ミヨシ」に協力いただき、金型の製作から設計時に気をつけるポイントまで、工場見学の様子を交えながら紹介します。 発注

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          【イベントレポート】大学発テック系スタートアップのハードシングス

          スタートアップにとって、事業開発やチームづくり、資金調達は常に悩みの種とも言える存在です。 愛知県に拠点を置くパワーウェーブは、独自開発の無線給電技術でカーボンニュートラルへの貢献を目指すスタートアップです。電気自動車をはじめ、さまざまな電動機器に対し電界結合の技術を用い、大電力かつ広範囲に対して安定した電力の供給を実現していますが、テック系スタートアップならではの課題にも向き合ってきました。 豊橋技術科学大学の研究者だった阿部晋士氏と、銀行出身で起業経験を持つ種田(おい

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          「なぜやろうと思ったの?」スタートアップは常にWhyを突き詰めよう

          HAX Tokyoでは日々スタートアップとの面談や壁打ちを実施しています。その際に私たちは「なぜ、そう思ったのか・決めたのか」を何度も質問しています。 アクセラレーターやVCにとって、スタートアップが「事業について、創業者はどれだけ考え抜いているか」は、意思決定する上で非常に重要です。 ・なぜ、今あなたがその事業をやらなければないのか ・なぜ、その課題解決方法を選んだのか ・なぜ、その市場を狙うのか こうした疑問に対して、スタートアップは相手が納得する答えを常に用意する

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          曖昧なアイデアを、明確なビジネスプランに変える「壁打ち」

          テニスの球を壁に向かって打つことを「壁打ち」と言いますが、ビジネスにおいては自分のアイデアを他人に話すことで、考えを整理することを指します。 とりわけスタートアップ業界では、漠然としたアイデアや悩みを聞いてもらうことで、考えを整理し、次のアクションを導き出すことを壁打ちと表現しています。 壁打ちの相手は先輩の起業家やVCなどの投資家、アクセラレーターのメンターや特定の領域に強いジャーナリストやコミュニティマネージャーといった業界の「中の人」であったり、頼れる上司や先輩

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